やっちまったなぁ#1 by yutaboo

長い間たっくさんの音楽を聞いてきてると、
時々「あれっ?」って思う曲に出会う。
これ、別なアーティストの曲で聞いた事があるんでないかい? みたいな。

例えば日本は関西に存在した伝説のR&Bグループ
“Sooo Baad Revue”の、「透明人間」という曲だ。
イントロ部分が完全にEW&Fの”Shinin’ Star”のイントロなのだ。

関西のバンドのことだ。これはタダのパクリじゃないだろうと、
歌詞の面からチェックを入れてみたら、これが当たりだった。
“Shinin’ Star”の方は…
「君だってスターなんだ。星のように輝いて…」みたいな内容。
世間が俺を俺として見てくれない事を嘆く「透明人間」とは正反対の内容だ。

ここに目を付けたSooo Baad Revueのメンバーが、
正反対の内容やから、イントロを拝借した方が洒落がきつくておもろいんちゃう?
的なノリで、アレンジの段階であの印象的なイントロを持ってきたのかなぁと考えた。

まぁこういった洒落がキツイパクリはなんとなく許せちゃうんだけどさ、
中には何気に忍び込ませている曲もあって、そういうのには悪気を感じるんだよね。
smapの作品を作っている作家には、そう感じざるを得ない人もいる。

これは曲じゃなくてジャケットだけど、あのビーチボーイズの名作”Pet Sounds”のデザインをそのまま使っている。
ちなみにメンバーの写真の部分は、ザ・ヴァーヴの”Urban Hymns”のジャケットデザインのパクリ。

これは裏ジャケ。もう開いた口が塞がらないよね。デザイナーは何を考えたんだろうか。
ほんで右下に「著作権法上、無断複製・転載は云々…」って書いてあるのがとっても寒い。

さて、本題の曲の方だけど、今回は2曲だけで勘弁してあげる( *´艸`)
紹介する2曲とも、スマップに沢山の曲を提供している庄野賢一さんの作品だ。

まんずは「Hey Hey おおきに毎度あり」。
ライヴバージョンではイントロ部分が早くもビートルズの”Come Together”だったぞw
そして問題の部分はサビね。

これはジャネット・ジャクソンの”Rhythm Nation”の
サビに入ってから4小節のメロディと同じ。
メンバー全員がユニゾンで歌ってるところも同じ。
これは作曲家とアレンジャーの共犯かな(´罒`)✧

さてもう一つはあの「がんばりましょう」。
これはNite Flyteというグループの”You Are”と言う曲と、サビの部分のメロディが同じ。
サビに入っていく所から同じメロディで、サビ4小節目に入って音を変えているけど和声は同じ。

これは意図的と言うよりも、
1986年に発表されたNite Flyteの曲のサビが庄野さんの頭の片隅に残ってて、
10年後にスマップの曲を書く時にスッと出て来たと見た方が正しいのかも知れないね。

この曲に関してはそういう見方も出来るが、
中にはアレンジまでそっくりなんて曲も色んなミュージシャンの作品にはあるよ。
手始めに多分日本人の多くが知ってるスマップを取り上げたけど、
次回からは、これは確信犯じゃなかろうかっつーミュージシャンのものを書いてみたい。

ではでは(・ω・)ノシ

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