朱鞠内湖畔 出会いとふれあいの旅


2001年8月12日~8月13日・朱鞠内湖キャンプ場

行き当たりばったり旅のスタート
今回の旅は計画がアバウトだ。

去年までの様に事前に距離計算やタイムスケジュールづくりを全くやっていない。
札幌から朱鞠内湖のある幌加内まで何時間かかるかも当然考えてなく、
ただ気持ち的に早く出発したくて急げ急げと朝6時に中沼を出発。

さてここで気付くのだが、ガソリンを入れなければならないのだった。
だけどほれ、わかるっしょ。
朝早すぎて、しかも日曜と来たら、スタンドなんかどこも開いてないのさ。
ハッハッハッハ♪

で、そのまま国道275号に乗っちゃったからさ、当分ないよ、スタンドなんか。
ビビリながらもなんとか月形まで辿り着いた。
ここは小さいけど街だ。なんとかなるはず。
でも問題は時間だよなぁ。まだ7時だもん。

とりあえずコンビニで朝食を買って、ゆっくり食べて時間をつぶそう。
駄目もとでコンビニの店員に聞いてみた。
「この辺で今開いてるスタンドってないべか?」
「…い、今ですか?…今日は日曜ですし…、この辺は遅いんですよ、開店が…」と店員さん。
やっぱしね。

したらおねえちやん店員の横にいた別の店員さんが、
「近くに24時間営業のがありますよ。次の信号を右折してちょっと行ったら左側に」
おう、さすが地元の店員さん。裏情報(←か?)知ってるんだなぁ。サンキュー!! 助かった。
教わった通り行ってみた。

あれっ?
でもこの道って国道275号だべさ。
幌加内に行く道だベさ。あのままフツーに走ってても通った道たべさ。
まぁ、こんなもんよ、ウチのいつもの行動パターンさ( ̄皿 ̄)

突然の温泉立ち寄りじゃ
さぁ、満タンだよ!! 走るよ!! 走るよ!!
いやいや、俺の場合「ナビるよ!!」が正解だな( ̄∇ ̄)v
ちょっと進んだあたりで妻が幌加内入りの前に温泉で体を清めたいと言い出す。
そうかそうか、幌加内には我々を待っててくれてる人がいるのだ。
ネットでキャンプや自然に優しい暮らしかなんかを通じて知り合ったKさんである。
ありっ?でもなんで彼女に会うのに体を清めるんだベ?
あぁ、単に温泉に入りたいって事ね。了解。探します。ガイドを見てみる。

札幌から幌加内の間には温泉がいくつか点在している。
月形、浦臼、秩父別、ほろしん等々。
しかし今からそのどの場所に到着してもオープン前になってしまう。
でもまぁひなび系の温泉でもなさそうだし、
別になんたかんた入らなくてもいいんでないの?と思いながら地図を見ていたら、
旭川近郊に高砂温泉を発見。温泉ガイドブックにも載ってねぇど。もしかしてひなび系か?!!

よぉし、行ってみるか、遠回りして…、時間もたっぷりあるし。
…ってね。
早起きし過ぎたために遠回りして温泉に入って時間をつぶす羽目になっているとこが、
またなんとも我が家らしいよな( ̄ー ̄)
で、高砂温泉に着いたのが9時半。温泉が開くのが10時。ここもだめね。

でももう一軒近くにあるんだわ、ひなび~が。 塩狩温泉さ。
こんな時でないとなかなか入るチャンスないよ!!
そこは9時に開いている。やった~♪
そして無事入湯!!
しかしあまりのお湯の熱さで1回、30秒程度つかっただけで退散(^^;
冬だったら良かったんだけどね。
なんたってこの日は真夏の空が広がって、気温も30度位あったんだから。

初体験の幌加内町だ!!
幌加内の空はでっかいよぉ!! 
雲もきれいだし、そこら中に広がる真っ白い蕎麦畑も美しい。

とうとうやって来ました。遠い遠いと思っていた憧れの北の街・幌加内町に。
あっ、んだんだ電話しなきゃ。
幌加内の商工会のビルに車を止めてKさんに電話。
ほどなく車でさっそうと現れた彼女と一緒に商工会ビル内の「ほろほろ亭 」で、
日本一の作付面積を誇る幌加内名物の蕎麦を食らう。
夕方の再会を約束し、ここで一旦Kさんと別れる。

さぁ~、Aコープで食材を仕入れて、
いよいよキャンパーの聖地とも言われている朱鞠内湖だどぉ~♪

それにしてもここらの空はでかい。
そしてまたちぎって投げたような雲がなんともかっこいい。

周りは緑の木また樹。あ~~って見とれてたら朱鞠内キャンプ場へ到着。
ここのサイトは第1~第3まで選取りみどりだ。
でもってかなり広いし、第2,第3サイトは車の乗入れが可能である。
当然狙いは第2か第3サイトさ。
ここで会う約束をしてるYさん御夫妻も多分そのどっちかにいるだろう。

で、うろうろ探したのだが、御夫妻も、湖畔のいいサイトも見付からず、
暑いのも重なってめんどうになり、第3の林間に場所を確保。

湖畔でのオフ会♪
ドタバタと設営も完了しビールを飲み始める。
こんなに広いサイトじゃYさん御夫妻にも会えないだろうと、
彼女達のために買っておいたビールも「プシュッ」って…
何缶飲んだベ? ( ̄皿 ̄)

気持ち良く風に吹かれてたら、そこへYさん御夫妻が登場。
サイトをまわって探してくれてたらしい。
しかも1回横を通ってたって。
設営中で忙しそうだったので素通りしたそうだ。
※忙しそうだったと言うより、俺がピリピリして設営してたから
殺気を感じて近づけなかったんだろうと想像しておりますww

そろそろ落ち着いたかなぁって、頃合いを見計らってまた来てくれた模様(^^;
残り少なくなったビールでせこく乾杯してちょっとの間談笑。
次回お会いした時はゆっくり話したいね。
そうこうしてる間にもう夕方さ。

サイトにKさんと娘さんが到着。
焼肉をしながら今度は昼間とはうって変わって、の~~んびりと話す。
お互いの住んでいる街のことやホームページの話、
日々の暮らしのことなど喋ゃべくってたらあっちゅー間にお帰りの時間。
忙しいKさん、9時半過ぎに幌加内市街地の自宅まで40キロの道を帰って行った。
しっかし元気なお母さんだわ。娘さんとの関係も自然で飾りが無くて。
素敵な母娘だなぁ~(^^♪

ネットで知り合った人と話をするのは面白い。
ネットで感じるその人のイメージってのが頭の中にあって、だいたいの人物像を作ってるのよね。
そこで御本人に会うとやっぱり多少のイメージのズレはあるわな。
それを実際の会話で埋めていくような感じ。その人の生の声も聞けるしね。
Kさんとは最初っから本音で話が出来たのが嬉しかったなぁ。

あぁ~、喋ゃべくったら眠くなった。ランタンのガスも無くなったし、寝るベ。

負の歴史と向き合える場所
翌朝は簡単に食事をすませ、次の目的地、中富良野へ出発。
途中Kさんのホームページで知った「旧光顕寺」に立ち寄る。
朱鞠内湖(日本最大で最古のダム湖)と深名線(現在は廃線)の建設に借り出され、
強制連行と過酷すぎる労働で命を落とした朝鮮の人達の歴史的な記録等が展示されている。

その犠牲で出来上がった湖のほとりで遊んでいる俺達。
複雑な気持ちだが、我々はその史実に向き合い、
謝罪と反省の気持ちを忘れることなく、この土地で遊ばせて頂こうと思う。

さて、しけゃあそろそろ中富良野へ向かいますか。
なに?
所持金が残り少ない?

やばいべや。どっかでおろさねぇば…
この辺に銀行とか郵便局なんかねーべよ。
…って御免なさい!! 朱鞠内の皆様方、朱鞠内郵便局が目の前にありました。
あっちこっち探す手間がはぶけました。嬉しいので写真撮りました。

さぁてと、懐もあったかくなったし、出発しましょうか~~!!
【朱鞠内湖畔キャンプ場最新情報】

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