大瀧詠一さん、あなたもですか…by yutaboo

音楽でも絵でも小説でも、どんなジャンルであっても、
何か作品を生み出すとなったら、
まずはその下地となるものを学んで消化して初めて自分の中から何かを引き出せる。

いや、もちろん特別に他人の作品から学ぼうとしなくても、
普段の生活の中から色んな素材を自然に吸収して具現化できる人もいるだろう。
所謂ごく一握りの天才と呼ばれる人達。

それ以外の人達は、自分の好きな作品に触れて、その影響を受けながら、
やがてはそれを消化吸収し、自分のオリジナルなものとして形にしていく。

でも中には行き詰まった上で意図的にそうしてしまったのか、
あるいは記憶の片隅にあったものがフッと出て来たのかは分からんけど、
これはそのまんまやんけ!!っていう作品に出会っちゃうことがあるんだよね。

日本では大御所と言われている大瀧詠一さんの作品の中にもそういうものは多い。
例えば「君は天然色」。

細かい事は書かない。
興味がある人はただオールディーズを聞くノリで、youtubeなんかで聞いてみて欲しい。
Gary Lewis & Playboys:Everybody’s Love a Clown 
Honey Combs:Colour Slide
後者は「サウンド作りの参考にしました」で通るかもしれないけど、
前者の方はどう説明してたのかなぁ、大瀧さん。

お次は「恋するカレン」。
Walker Brothers:Sun Ain’t Gonna Shine Anymore
Auther Alexander:Where Have Been All My Life
これも前者はサウンド作りの参考にした、で許されるかな。
でも、後者はサビの部分が、コード進行もラインもほぼ同じなんだよね。

「さよならシベリア鉄道」は、流石にちょっと酷いと思う。
Tornados:Ridin’ The Wind
全体の音作りのイメージがそっくりそのまま使われている感じ。
John Leyton:Johnny Remember Me
サビのメロディを頂いてる感じだし、間奏の〆部分も拝借してるんじゃないかな。

こういうのは「影響を受けた」って言っていいのかなあって、とっても疑問なんだよね。
アマチュアで、自分らで楽しんでやってる分にはいいだろうけどさ、
メチャクチャ大勢のファンからお金を頂く人達がこんな感じでいいのかなぁって。

どこかの国のテーマパークでドラえもんやキティちゃんがーーーっ!!(*`Д´*)凸
って騒ぐ前に、自分達の足元をよーく見た方がいいと思いますよ。

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