東大沼 大満足の移動式別荘生活

2001年4月28日~4月30日・東大沼キャンプ場

まだ時期的に早いと知りながら、2週間前にもフル装備で来ていた。
しかしその時はやはり炊事場とトイレが使えず、積み込んだ荷をほどくこともなくそのままUターン。

炊事場が使えないのはまだいいのさ。
水は浄水を持参しているのだし、食器なんか汚れを拭き取れば別に洗わなくてもいいのだ。
ただトイレだけはどうにもならないっしょ。
近くにトイレの使えるコンビニも観光施設もないんだから。
まさか大沼のほとりで野糞ってわけにもいかないし・・・。

ってな訳で初回は泣く泣く帰って来たんだけど、
どうにもアウトドアに傾いてた気持ちの収まりがつかず、
自宅へは向かわずに途中で妻の両親の家へ。
庭でBBQをさせてもらい、むりやり納得して帰って来たと言うあの日のリベンジだぁーーー!!

出発は午後1時。函館から1時間程度で着いちゃうし、のーんびり行くベー。
GW前半、シーズン中は混雑すると聞いていたので設営場所の選択に困るのではと思いきや、
やはりまだ朝晩冷え込むこの時期、
サイトはいい感じで隙間があいてて我が家は右奥のトイレのさらに奥、
だーれもテントを張っていない場所を確保。
なるべく沼に近い位置に設営完了。

4月末とは言えまだまだ寒いこの時期にもかかわらず湖面にはカヌーを楽しむ家族の姿も見られ、
それを横目にこっちはサッカーやバトミントンで汗を流し、あっという間に晩飯の時間。

我が家定番の、アサリコンソメパスタソースを使ったいんちきピラフと、
サガリやウインナー、アスパラを網焼きし大沼の夕暮れとともに至福の一時を味わう。
ここで新発見( ̄皿 ̄)v
サガリは保冷剤代わりとして冷凍して持って来たのだが、これが解凍後適当に血抜きされて、
網焼きしてみたら見た目は牛タン、箸で持ってみても牛タン、食ってみたらホント牛タン。驚いた。
でも今回は偶然そうなっただけで次もサガリを牛タンにできるかと言われたら全く自信はない。

食事のあとは明日の早朝のコーヒーを楽しみに即就寝。
出発時は1泊の予定だったが、
寝袋の中で俺はひそかに「明朝天気が良かったらもう1泊しちゃおかなぁ~♪」
とたくらんでいたのだった( ̄ー ̄)

1泊分の食材しか用意してきていなかったが、
この辺のスーパーで買い出しすればいいべやと言う安易な考えで
朝食時に「もう1泊してゆっくり遊ぶべ」と妻子に告げたところ、
「いいねぇ、そう言う突発的な予定変更もなんかアウトドアらしいよね~」
なんて訳の解らん承諾をいただき、連泊決定~♪

まだ未入湯の温泉も近所に有るし、買い出しがてら行ってくっか。
と言う訳で、老舗温泉旅館山水で入湯。
「外来入浴は午後3時から」の貼り紙があったので諦めかけたら
「家族連れですか?どうぞどうぞ」との優しいお言葉。
おかげで温泉貸切り状態でゆったり堪能できた。

その後買い出しに大沼市街地へ。
キャンプ場のすぐそばに小さな商店があったが、
あの規模では取扱商品はせいぜい酒とつまみとカップ麺程度だろうと
ハナッからあてにしていなかった。

言うても大沼は観光地なのよ。
人の出入りも結構有るし、観光地のわりに民家も多いしスーパーぐらいあるべさ♪

…ところがないのよ、これが。

公園駅前のAコープは閉店しちゃってるし、普通の食料品店も見当たらない。
この日の晩飯はカレーにしようと勇んで買い出しに来たのに・・・。
その上また息子はカレーに目がなく、一度カレーの声を聞いたら変更は許されない。
「仕方ない、コンビニでレトルトでも買うか」。

結局駅近くのコンビニでレトルトカレーとウインナーを買い込みサイトへ戻った。
ウインナーと言っても馬鹿にしちゃあいけない。炭火で網焼きすると異常に美味いのだ( ̄∇ ̄)v

時間はたっぷりあるぞぉー、どっか行くベー。
水芭蕉の群生地を散策し、コンサドーレの練習場の有るユートピア大沼まで辿り着く。
ここにも温泉があるので見せて頂く。うっすら黄色っぽいお湯が浴槽から溢れている。
「あぁ、浸かりたい」しかし、1日2湯はちと贅沢。
次の機会の入湯を誓い今来た道を後戻り。

サイトの近くまで来た時、前述の小さな商店が目に入り、「どれ、ちょっと覗いてみるか」と入店。
「どんなものがあるのかなぁ~?」と独り言ちると「なぁーんでもあるよ」と店のおばさん。
またまたぁ、うそだべっや( ̄皿 ̄)、と中を良く見ると、
なにーっ!!!
人参、玉葱、ジャガイモ、肉、カレールーってカレーの材料全部あるんでしょ。
最初からここに来てればなぁーんも問題なかったって言うことかい。
やーや、なまらはんかくせぇんでないかい。

まぁ、いいや。今晩は買ってしまったレトルトカレーを食べましょ。
でもね、明日の朝は持って来たインスタントラーメンにこの店で豚肉とモヤシ買って入れるよ。
やっばりちょっと調理しないとキャンプに来てる実感に乏しいしょ。
しかも今晩はレトルトで済ますんだからさ。

とかなんとか言ってるけど、結局は悔しかったのよね。
こんなに近くに食材が豊富にあることに気付かなかったことが。
それにどうせたいしたものはないだろうと思っていた申し訳なさもあって、
最終日の朝はそこのお店で買った豚肉、モヤシ入りのラーメンをおいしくいただいた。

ちなみにそこのお店とはキャンプ場駐車場の真向かいの「北川商店」。
食材の他に、酒類、たばこ、炭などもある。屋台売りでつぶ焼きその他もあり。

29日の夜から30日の朝にかけて非常に冷え込み夜中に何回か目を醒ましたが、
湖水の波音の子守唄と素晴らしいロケーションの満足のいく移動式別荘生活だった。

【東大沼キャンプ場最新情報】
http://www.town.nanae.hokkaido.jp/hotnews/detail/00000297.html

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