月形皆楽公園キャンプ場(下り特急レポも)

2002年5月5日~6日・月形皆楽公園キャンプ場

美唄の町ってさぁ、いっつも通り過ぎるだけで降り立ったってことがないよなぁ。
だけど今日は東明温泉に浸かって、その後どっかで昼飯食って、
夜の食材も調達しちゃったりって、ちょっとは美唄と仲良しになれるんじゃないの?

ほれ、その標識のとこだわ。「東明」って書いてあるべや。
あっ、思い出した!!。んだ、んだ!!。
美坂哲男さんの諸国いで湯案内って本に出てたわ、そう言えば。美唄の「東明閣」だ!!。
小高い丘の上の建物だったはずだ。お湯は硫黄泉だったな、確か。
おぅっ、あれだ、ほれっ、あれだべさ。
美唄の花見の名所らしい東明公園の一画にその東明閣は聳え立っていた。

しかぁし!!・・・・・
なんかちょっと見ただけでわかるっけさ。雰囲気が。
営業してるんだかしてないんだかさ。
それも「本日休業」って感じの「営業してない」でなくて、
完璧に閉館してしまったあの「どよ~~ん」としたオーラが出てるのよ。
でもちゃんと確認しないと分からない。玄関前に続く道を登って行く。

もしかして旅館としては営業してなくても、日帰り入浴のみやってるかも…
「2001年4月をもちまして閉館いたしました」って立て札がバーーーンて目の前に。
玄関のドアにはコンパネが貼られて…

時の流れとは残酷なもんでごぜーやす。
美坂さんの本が出た1988年、つまり今から14年前は、
美坂さんの書いてた「立派な躾の従業員」とお客さんに支えられて賑わっていたはずの温泉宿が、
その後何があったかは知る由もございませんが、今では閉館の憂き目に…
ククク・・・(ノД`)・゜・。

って、ここで感傷に浸ってるわげには行かねぇのよ。
なんたって足が珍味になってる妻がなんたかんた温泉さ入るってきかないもんで、
「せば、月形のキャンプ場にある温泉さ入る事にしたら?、ひなび系じゃねーけど」
って言葉で納得していただき、美唄の町へと戻る。

スーパーで買い出しを済ませ、昼食をとろうと、パッと目に入った「ラーメン・開拓村」へ。
ここ、適当に飛び込んだ店なんだけど、味噌ラーメンは旨かったなぁ。
トロッとしたチャーシューもんめっ!!。塩と醤油はイマイチ( ̄ー ̄)
ま、味っつーのは好みの問題なので参考にしないでね。

さて、今回の旅行の最後のキャンプ地、ここ月形皆楽公園って、
この辺の人達、いやさ、札幌の人達にとっての憩いの場なんでしょうか。
花見客やら釣り人、はたまたパークゴルフに温泉客でごったがえしてて、
おおよそキャンプ場とは無縁って感じ。
それでもちょっと奥に入るとツリーハウスが立ち並ぶこじんまりしたキャンプ場があった。

珍味足の妻は超満員の温泉へ。俺と息子は公園を散策後昼寝。
ウトウトしているとツリーハウスの下から妻の呼ぶ声が。
「Hさんが来たよ~~」
そう。この最終日はネットで知り合ったキャンプ好きのHさんとの初顔合わせ。
それから幌加内の友人、Kさんも合流し、ミニオフ会が開かれるのじゃ。

Hさんは娘さん二人と、英会話講師のDean君といっしょに到着。その後Kさん&娘さんも合流。
焚き火を囲んでBBQが始まった。

俺とDean君は、彼の持って来たギターと使い慣れた英語ですっかりうちとけあい
(って、実際はほとんど音楽でしかコミュニケーションできなかった(泣))、
俺は1週間ぶりのアルコールもほどよく回っていい感じ。
この日はけっこう寒くて、薄着の俺は少々震えながらもビールをぐびぐひ。
これが後々やばいことになっていくわけだね( ̄皿 ̄)

「肉とコンロはまかせてねぇ~」ってKさんの言葉に本気で甘えた我が家は、焼けたものをただ食うだけ。幌加内の牛肉、旨い!!
新十津川・大畠の牛肉も絶品( ̄∇ ̄)v
珍味? ウサギの肉は歯ごたえのある鶏肉って感じで、これもいける。

飲んで(これは俺だけ)、食って、キャンプやパソコンの話に花が咲き、
あっという間にHさん一行はお帰りの時間。
Dean君にシシャモを無理矢理頭から食わせ、
「うだでぇ、め~」って訛りを伝授できたのが妙に嬉しいっつーのはやっぱり少々酔ってたからだべか?
まんずまんず、Hさん、娘さん達、Dean君、ウェンディ(ワンちゃん)、遊んでくれてありがとう。
気ぃつけて帰ってね~~。

って、気がつくとなんか腹がゴロゴロ言ってる。
あぁ~、今まで家族だけの時はブッブカ出してたのに、
お客さんがいるからって我慢してたから、ガスがのっつり貯まってるんだわ。
下に降りて行っては「コポコポ」って上に逆流してる感じ。
寒さとビールで腹が冷えたせいもあるべな。

まず1回ガス抜きでもしてくるか。
我が家のツリーハウスから50メートル程離れたメロン型のトイレへ。
俺の苦手な和式トイレだ。長時間しゃがんでると膝が痛くなるんだわ。ま、仕方ねぇ。
ところが腹の方、すっかりこじれてしまってて、出したいものが出ない。
中途半端のまま戻る。

そのうち近くの北村に住むのKさんの友人が合流。
色々話もしたかったが、どうも腹の方が具合悪く、会話に集中出来ない。再びトイレへ。
今度はかなりの勢いでガスが抜けた。が、それと同時に下り特急も発車。
みんなのとこに戻っても腹痛がおさまらず、たまらずツリーハウスに上がりちょっと横になる。

あれっ?、腹の痛い時は右側を下にだったべか、左側を下にだったべか?
なんてウダウダやってたらそのうちに寝てしまったらしい。
明日の早朝からの長距離ドライブを控えた妻が、みんなにお休みを言って上へ上がって来て
「飲み過ぎたのかい?」と俺に声をかけたらしい。

あの程度ののビールで酔っぱらうわけがなく、
ただ腹が痛かった俺は「あーーー」とか「うーーー」とか言ってたらしい。
ってな感じで意識朦朧の俺は、下り特急発車の予感と腹痛でパッと目が醒めた。
夜中の12時近く。トイレへ駆け込む。
そして戻って横になる。再びトイレへ…

やっぱり冷えっ腹だったんだべか。一晩に5回ものトイレ参り。
おかげで黄門様は危篤状態。
最後なんかしゃがみながら「いででででっ」って叫んでたもの、脂汗かきながら。
(もうすっかりキャンプレポじゃなくなってるな(苦笑))

もうこれ以上黄門様に無理をさせる訳にゃあ行かねぇ。
この次しゃがんだら、なんか変なものが出てきそんた危険な雰囲気。
(ごめんねぇ、汚くて。でもここまで来たんだから最後まで読みなさい!!)
あんまし薬の世話にはなりたくないけど、飲んださ。
「赤玉ストップ」ってやつ。
効いたさ。
下り特急もストップさ。ふぅーーーーっ…

俺も、
そして俺がトイレへ行く度にツリーハウスが揺れて目を覚ましてしまった妻も完全な寝不足状態。
でもKさんが面倒なBBQの後始末をやってくれてたので、
我が家の片付け、積み込みは早めに終り、7時過ぎには月形を後にできた。
Kさん、ありがとう♪
そして、先に寝込んでまってごめん。この次は焼酎のお湯割りにすっから(笑)

いゃ~~、しかしさぁ、暑がりだからっていっても、もう少し衣類は持って行った方がいいなぁ。
だって寒いって思った時に着るものがねぇんだものさ。
旅行出発前の妻の忠告、ちゃ~~んと聞くべきだったわ。
おかあちゃん、この次はトレーナーとジャンパー、もう1枚づつ、バッグに入れて下さい。
お願いしま~~す♪

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