心の断捨離

韓国ドラマの感想やあらすじを書く仕事をするようになって、
よりしっかりと作者の意図や、役者の作品への思い入れが見えるようになった。
今回書いたのは「あなたのハウスキーパー(原題)」。

 ドラマのキャッチ―な紹介文は、
「イケメンハウスキーパーと片付けも恋愛も下手な女子のドタバタラブコメ」
こんな感じになるんだろうけど、
実は話の中身は流石韓国ドラマ!!って感じ。

主人公の凄腕ハウスキーパーは、人の心の整理整頓までしてくれる人物だったのだ。
各話ごとに「感情にも賞味期限がある」とか、
「大事に引き出しにしまったつもりでも、忘れてたら無くしたのと同じ」みたいな、
なかなか考えさせられる言葉が散りばめられている。

俺は元来流行言葉は嫌いなたちで、「断捨離」もそうなのだが、ここではそれはおいといて…

断捨離の基本中の基本は、まず整理したい全てのものを並べる事だという。
その上で本当に必要なものだけ残して、あとはキレイさっぱり捨てる。
そうすることによって、生活に調和が生まれるのだそうだ。

心の整理に於いて、「キレイさっぱり捨てる」という作業は難しいかもしれないが、
その前段階の「整理したいもの全てとの対峙」の重要性はよく分かる。
触れたくない過去や考えたくない面倒な事など、そのまま心の引き出しに隠して置いたら、
整理、つまり解決できることなく、やがては心のバランスを崩してしまうだろう。

一人で上手く片付けられない時は、ドアを開いて誰かに助けを求めるのもいい。
心の断捨離には、まず引き出しの中にある全てと向き合う事。
そんなことを、韓国ドラマから教わった日でありました。
カムサハムニダ!!

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