Are You Experienced?

ロックの3大ギタリストとしてよく挙げられるのが、
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジね。
これ、ハッキシ言って間違えてますから。
ジミー・ペイジは、ギタリストとしてはクラプトンやベックとは並べません。

あの時代の3人と言ったら、
もう一人はジミー・ペイジなんかじゃなくジミ・ヘンドリックス!!
そしてジミの先進性、独創性、独自の技術は、他の二人とは別世界のものだった。

ここに、彼のデビューアルバムを紹介する。
セッションミュージシャン時代に、独特のトリッキーなテクニックは磨き抜かれ、
左利きでありながら右利き用のストラトを使い、トレモロアームを中心としたテクも完全に習得。
更にブルースやR&Bを下地とした独自の音楽性も、既に完成の域に入っていた。

このデビューアルバムと同名のCDの方には、おまけで数曲足してあるけども、
本来は、A面6曲、B面5曲の計11曲で出来上がっている。

このアルバムに出会った衝撃はレコードに針を落としてすぐに始まる。
1曲目は、なんと、F音のフィードバックから始まるのだ。
曲名は”Foxy Lady”だ。憎たらしい~w

曲の主体になっているコードは、彼の音楽をある意味特徴づける#9thコード。
彼はこの緊張感バリバリのコードを様々な曲で使いまくった。
そしてそれが全て様になっていたし、彼の色になった。

所々で歌と重なるぶっ飛んだリフを使った2曲目が終わると、
アタッチメントを使わない「生のエレキ」で、ジミはブルースマンになる。
この曲で俺達は彼の持つ「血」を叩きつけられることになる。
ジミはロッカーである前に、ブルースマンだったんだと。

この”Red House”というブルースで、彼は先達の魂を全て消化し吐き出す。
若き日のエリック・クラプトンの“They Call It Stormy Monday”で泣いた俺だが、
ジミのブルースからは、全てのブルースメンから感じた以上の、
全く真似のできない生き様を見せつけられて、笑ってしまった。

俺にとっては、この”Red House”というジミのブルースが、
このアルバムのハイライトになってしまった。

曲はその後も、もちろん多重録音もあるだろうが、
とてもトリオで演奏しているとは思えない重厚なサウンドと、
独創的な構成、リフ、アイディア満載のギターソロを湛えて続き、
B面3曲目の”Third Stone from the Sun“へ。

この曲名の意味は、簡単に言えば地球と言う意味だが、
曲のインスピレーションは、同名のSF小説からだったらしい。

スケールのデカい組曲形式になっていて、
当時のビートルズ等もやっていたような実験的なサウンド作りの一環でもあったようだ。
デビューアルバムではフツーはやらねぇだろ( ̄皿 ̄)

そして曲はポップでありながら、ギターソロ部分ではアバンギャルドな”Remember”。
ラストは、アルバムタイトル曲の”Are You Experienced?”。

この曲でも、当時のビートルズ他先進的なミュージシャンが取り入れていた、
例えば逆回転音や、スピードを変えた音、
レスリースピーカーの様に音にうねりを持たせる録音技術を使って、
ジミは、ロックと言う音楽にいっそうの可能性を求めていたんだと思う。

このアルバムのプロデューサーは、
当時はジミ・ヘンドリックスとエクスペリエンスのマネージャーもしていた
「朝日のあたる家」でお馴染みの、アニマルズのベーシストだったチャス・チャンドラー。

しかしサウンド作りはジミのアイディアによるところがほとんどだっただろう。
デビューアルバムからこんなアホな作り方は、まともな神経じゃ出来ない。
天才のアクの強さって、ホント心地よい(^^♪
ジミ・ヘンドリックス、最高~!!

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