ここに初めて行ったのは、去年の夏の事。
その時は別に行く予定じゃなかったんだけど、
苫前から留萌に向かってたら、小平町市街地の10キロ程手前の鬼鹿地区のはずれで、
突然巨大な番屋風の建物が目に飛び込んで来た。
あ、小平の道の駅ってここにあるのか~って、寄ろうと思ったら、
物凄い人で溢れかえってて、その時は密を避けて素通りしたのだった( ̄皿 ̄)
鰊番屋三兄弟
ここは元々旧花田家の鰊番屋が保存されている区画。
その建物は今も大切に保存されているよ。
デカいです。圧倒されます。中の見学もできます。
小平町は、道内の他の日本海側の町と同じく、かつて鰊漁に沸いた町。
中でも200人以上の雇人を抱えた花田家は、大鰊漁家だった。
1905年に建てられたこの番屋は、北海道で一番デカい鰊番屋。
この一角を道の駅のスペースとして活用したんだね。
特産品販売コーナーなどがある観光交流センターも番屋風な作りになっている。
白木の看板には、「今よみがえるヤン衆の息吹」の文字。
ここと鰊番屋の間には、「食材供給施設」なんて変な名前のついたレストランがあって、
その建物もまた鰊番屋風になっている。
3つともデカい。
デカい鰊番屋三兄弟だ。
この食材供給施設では、かつて鰊漁で栄えた小平らしく、三平汁など各種鰊料理が味わえるほか、
地場産の海の幸、特に季節によっては前浜産のヒラメが食べられるそうだ。
小平って山の幸もいっぱいなんだ!!
特産品が置かれている観光交流センターに入ると、
大漁旗の数々が出迎えてくれた。
さぁて、小平の海の幸とごたいめ~ん♪
と、中に入ると目を引いたのが「小平米」と書かれた袋。
近年は道北の各地で米が生産されるようになったが、
海の町だと思っていたここ小平町にも、特産のお米が存在していた!!
これは、「おぼろづき」と「ゆめぴりか」の良いとこどりをした「ゆきさやか」。
小平町の地域限定米だど~♪
これは、地元の農家の皆さんが、自家栽培の米、大豆を使って作った味噌。
大豆の風味が良く、甘味のある味噌に仕上がっているんだって。
昨今は6次産業化とか言われてるけど、昔から普通になされていた流れだよね。
農家の母さんたちが造った手造り味噌だ。絶対美味いよ!!
海の幸を生かした煎餅もあった。
魚が置かれている冷凍ケースで発見したのは、小平牛のハンバーグ。
小平町の知的障碍者授産施設の皆さんが造った、小平黒毛和牛の肉100%のハンバーグ。
口に入れるととろける程の柔らかさで、ジューシーさも半端じゃないとか。
うーん、食ってみて~♪
食べ物じゃないけど、山の幸をもう一品紹介。
地元のイタヤカエデの木を使った作られた、落田林産製造の炭だ。
火持ちがよくて、火の粉が飛びづらいのが特徴だとか。
元キャンパーとしては、火持ちが良いって言うのは魅力的だ( ̄∇ ̄)v
やっぱ海の幸を紹介しない訳にはいかないべな
小平に来て海産物の素通りは出来まへんな、やっぱし( ̄皿 ̄)
つーことで、まんずはこれいってみっか?
鰊の糠漬け、ホッケの開き、宗八の一夜干し。
残念ながら、前浜で揚がったものではなかったけど、
時期や漁獲量によっては、小平産のものも並ぶんでないかい?
と、希望も含めて書いとく。
こっちも小平産ではなく、北海道産の鮭の皮チップスと、味醂風味のトバ。
地場産の海産物ももちろんちゃ~んとあるぜぃ~。
小平と言ったら絶対にはずせないのがこれだ( ̄∇ ̄)v
刺身にしてわさび醤油で食べるもよし。酢コチュジャンや、塩を溶かしたごま油もGood!!
胡瓜やワカメと和えるのも美味いし、炊き込みご飯もお勧めだ(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)
で、タコと言ったら、1匹から1つずつしか取れない珍味がこれ。
地元の藤田水産さんが加工した、タコのトンビカラス(口の部分)のタコ酢。
これ、食感がコリコリしててねぇ、味がまた濃いんだわ~。
酒の肴にサイコーでないかい( ̄皿 ̄)v
この観光交流センターには、靴を脱いでちょっと一休みできる
鰊番屋の「親方の間」風の座敷があったり…
2階には、かつての小平町の鰊漁の様子に触れられる歴史文化保存展示ホールがある。
暑寒山系を背景にして海側に立つ行灯型のデカい看板も、趣があっていいなぁ~(^^♪
今回は時間の関係で、2階やレストラン、旧花田家鰊番屋見学には行けなかったけど、
またいつか行く機会があったら、今度はそっちをチェックしてみようかね(@^^)/~~~
【小平町 道の駅 おびら鰊番屋】
北海道留萌郡小平町字鬼鹿広富(国道232号沿い)
TEL. 0164-56-1828
営業時間、休館日については、コロナ感染症の影響で変動がありそうなので、
小平町のホームページ
http://www.town.obira.hokkaido.jp/kanko/detail/00001365.html をチェック!!