鸚鵡(앵무새:engmuse)よりは…

韓国語で自由に会話できるようになりたくて、
テレビの「ハングル講座」から学習を初めて今年で22年。
しかし20年前から街場を離れ山間部で暮らすようになり、
韓国語母語話者との会話の機会が激減…というより、ほぼ皆無。

ドラマや映画を観て役者の台詞をなぞったり、
ネットラジオで韓国語講座を聞いたり、
韓国語の新聞記事なんかを訳したり等々、
自分なりに少しずつでも進歩し続けたいとやってきた。

その結果、字幕の無いドキュメンタリー番組を観ていて、
頭の中で翻訳せずとも言葉の意味を理解している自分がいる事に気付いた。

아이고, 김영철 시 아닙니까? 반갑습니다.

앵무새 인가요? 산책시키나 봐요?
시간 날때마다 산책시키러 산에 올라옵니다.

ふむふむ。言葉がスッと入って来ますよ~( ̄皿 ̄)
勿論完全に「耳が通った」状態では全然ないんだけど、
こんな感じの会話なら分かるようになった。
さて、番組の方に集中しよう。

다섯 마리요?
예, 다섯마리에요.
여기서 누가 제일 나이가 많는가요?

時間になったら鸚鵡を散歩させに山にやって来るのだと言う鸚鵡おじさん。
5羽のうちの、一番年上の子をヨンチョル氏に預ける。

2020年7月25日放送の「キム・ヨンチョルの洞内一周」。
ソウル特別市恩平区
(서울특별시 은평구:soultükppyölsi ünpyönggu)を散策中のヨンチョル氏が
鸚鵡おじさんに出会った。
鸚鵡おじさんの名は탁동균(tak-ttonggyun)さん。
5羽の鸚鵡は、希望、愛、織姫、彦星、信頼と名付けられていて、
一番年上の子の名前が’믿음’(mid-üm:信頼)で、10歳なのだとか。

「10歳なら話すのも上手でしょう」とのヨンチョル氏の問いかけに、
「話すのも歌うのも踊るのも達者ですよ」と応えるドンギュンさん。
鸚鵡用の5段の止まり木付き杖まで作って鸚鵡に仕える鸚鵡おじさんの
普段の生活を見せてもらいに、スタッフがお宅を訪ねた。

ドンギュンさん、家に着くと早速鸚鵡たちと話し始めた。
まずは口笛で意思の疎通を図る。「フィ~ッ♪」「フィッ、フィ~ッ♪」

「アンニョンハセヨ~」

発音がいいなぁ。さすが母語話者に仕込まれてるだけあるねぇ。

「ミドゥミエヨ~」(”信頼”です~)
と、自己紹介もできる。

そして流暢に長々と話すも残念ながらところどころの意味は不明。
でも抑揚なんかはバッチリだもんなぁ。

むせながら大笑いし…

「ランランラ~♪」と歌いながら、ソファを突っつく(^^

「あの…、大丈夫ですか?」と、飼い主のドンギュンさんへの気遣いも忘れない。

これにはドンギュンさんも「あぁ、大丈夫だよ」と応えて、
まるで本当に会話が成立しているかのようだ ( ̄∇ ̄)v

サランちゃんも会話に参加。「あぁ、可愛い~」と自画自賛。

ドンギュンさんが「何か歌ってよ」とせがむと、歌い出した。
산토끼‘(san-to-kki)「ウサギ」と言う童謡の様だが、歌唱力はいまいち(^^;
こういうところも言語指導者に似ちゃうんだろうね ( ̄皿 ̄)

いや、しかし発音はバッチリだなぁ。
そうこうしてるうちに食事の時間になったようだ。

もらったリンゴを、止まり木を利用して器用に足で押さえて食べてる。
手みたいな感じで足で持ってる子もいるよ。

でも豆類なんかはポロポロ床にこぼしちゃうんだよね。
そこへ雑巾を持った女性が現れた。

ドンギュンさん夫人の손태옥(son-teok)さんだ。
「こぼさないで食べなさいよ。なんなの?」と小言が始まった。
「みんな可愛いじゃないか」とドンギュンさんが鸚鵡をかばうと、
「可愛いと思ってるのはあなただけ。私は違います!!」とテオクさん(^^;

そしたらなんと鸚鵡たちがテオクさんを攻撃し始めた!!

サランちゃんが、床掃除をしているテオクさんの髪を嘴で引っ張ってる。
「やめなさい!! あっちに行きなさい。痛い。」と叱ると、総攻撃開始だ ( ̄皿 ̄)

ドンギュンさんの鸚鵡たちは「オウム返し」ではなく、
人の言葉を聞き取ってそれに反応しているかのようだ。

贈り物でもらった最初の一羽から、言葉を教えて育てる楽しみを知り、
次々に増えて、今では家族同然になった5羽の鸚鵡たち。
夫婦の家で鸚鵡が一緒に暮らしていると言うより、
ドンギュンさんと鸚鵡の家にテオクさんが同居しているような…

「どうしましょう、夫がこんなに喜んでいるのに。
一緒に暮らすためには私が合わせないといけません」
そう言うテオクさんだけど、内心は鸚鵡たちが可愛いと思っている様子。

さて、食事が済んだ鸚鵡たちは腹ごなしの散歩の時間だ。
ドンギュンさん自作の、止まり木付きスーパーカーで出発!!

サイクリングスタート!!
向かい風にひるむこともなく、平然と止まり木につかまってる鸚鵡たち ( ̄∇ ̄)v

鸚鵡たちと過ご北肝山るとストレスも吹っ飛ぶというドンギュンさん。
やって来たのは登山客の多い北漢山だ。

登山客に声をかけられると「アンニョンハセヨ~♪」と愛想良く返し、
やがて歌が得意なサランちゃんが歌い出した。

歌詞で検索したら、韓国で30年続いた児童向け番組のテーマソングなんだってね。
ノリノリで歌ってたよ。

いやぁ、しかし鸚鵡たちの発音や抑揚の自然さにはやられたなぁ。

考えて話すと言う点では鸚鵡よりはイケてるんじゃないかとは思うけど、
言葉ってのはやっぱり教科書からじゃなく、
耳で聞いて覚える物なんだなぁと鸚鵡たちに教えられました。
母語話者に少しでも近づけるように、今後も精進します!!
(しかし鸚鵡に刺激を受けるとは想像しなかったなぁ…)

똑똑한 앵무새들, 오래오래 행복하게 살아~(@^^)/~~~

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