棄てさせるなよなぁ


「キム・ヨンチョルの洞内一周」を見ての感想だから、
いつも通り「韓国ドキュメンタリー」の分野で書こうか迷ったが、
今回は「日々雑感」の方で。

2020年10月10日放送分の京畿道抱川市(경기도 포천시:kyönggido pochönsi)編では、
永中面(영중면:yöngjungmyon)で牧場とチーズ工房を営む家族が紹介されていた。
牛舎の世話をするのはキム・ヨンソクさん父子。

30年前に3頭の牛から始めた牧場が、今やこの規模に。
一人で世話をしていた父を1年前から息子が手伝い始めたと言う。

絞った牛乳を、牧場の敷地内にあるチーズ工房へと運ぶ父子。

工房では、母と二人の娘がチーズを作っている。

外に働きに出ていた二人の娘さんは、母の勧めでチーズ作りを始めた。
家族で力を合わせ、父の牧場を最大限に活用することにしたのだ。

出来立てのチーズを頂くヨンチョル氏。

「父が直接搾った牛乳で作るので、新鮮でかぐわしいです」と語る娘さん。

口蹄疫が流行った時、伝染性が強いと言う理由ですべての牛を殺処分させられた。
がらんとした牛舎を見て、悲しむ父と母。
しかしそんな状況から立ち上がろうとする両親を見て凄いと感じた姉妹。

「私達にも助けることができる能力はあるはずだから、
さらに発展させることができる方向で家族が一緒に努力すれば良いのではと思い、
ここで仕事をすることにしました」と語る。

チーズ作りを最初に始めたのはお母さんだ。
学校にまで通って、チーズ作りを学んだと言う。

その日の天気と牛乳の状態によって味が違うというチーズ。
そのため、母と姉妹は一日の時間を丸ごとチーズ作りにあてる。

チーズの出来も他の料理と同様に、やはり人の手が左右するのだそうだ。
だからこそみんなが真剣に、丹精込めて作る。

朝に父と息子が搾った新鮮な牛乳が、
その日の夕方には母と姉妹の手で、様々なチーズに姿を変える。

家族全員の真心が込められたチーズだ。

こちらは開発中の、ハーブと唐辛子粉を練り込んだチーズ。

お母さんが語る。
「私はこのチーズを通じて私たちの牧場が恒久的な家業になればと願っています。
100年後、500年後も、このお店が
この家で行われてほしいと思いながら働いています」

韓国でも農業に関してはいまいち政治が力を発揮せず、
農業従事者、耕作地ともに減る一方なのだそうだが、
片やでこんなふうに風に前途に光を見出して酪農に取り組んでいる家族がいる。

日本では需給バランスの問題で、牛乳廃棄の報道が続いたり、
棄てるほど余っていながら値上げに転じなければならない様な、
飼料や資材の輸入製品依存や、
経営環境悪化による離農者増加の加速など、問題は山積状態だ。

牛乳廃棄の報道を耳にするたびに、
棄てるくらいならチーズやバターを作ればいいのにと、
酪農に関してドシロートの俺は考えてしまうのだが、
そう簡単に解決できる様な事ではないのだろう。

にしても、日本で韓国のこの家族の様に、
小規模であってもいい品物を作って家業として継続できる、
そんな環境は作り出せないものなのだろうか。

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家族の豊かな食卓を夢見る清潔な手作り乳製品

何しろ政府が人が生きる為の根幹である「食」や「農」を軽視し過ぎているからね。
まずは酪農家に生乳を棄てさせるような悪環境を根本から変えなきゃな。
俺達の金は人殺しの準備ではなく、人の命を育むために使えよ、クソ政府!!
その頭が無いのなら、他国から学べよ、クソ政府!!

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