昨日は8月15日。
77回目の「敗戦の日」であった。
日本の近代化の為に、
と言いつくろいながら、
その実は欧米に倣い、日本こそがアジアの主人になろうと、
ヤクザ同然の連中が財閥と組んで天皇を引っ張り出して、
「維新」とやらを起こし、そこから隣国侵略と凄まじいばかりの蛮行が始まる。
明治維新から77年後の1945年。
それまでの誤った政策が完全に破綻し、日本は敗戦を迎えた。
因果応報である。
もしこの世に神がいるとするなら、
1868年の時代の転機以降これまで大きな出来事で4度、因果応報を以って危機を示してくた。
上記の1945年の敗戦。
その後、高度経済成長で調子好き、やがて迎える1990年代のバブル崩壊。
しかし強引に経済成長を追い続けて、2011年の破局的原発事故。
全ては自分達が犯した過ちで、自分達が苦しむ結果となった。
日本はその度に現実に向き合い、過ちを省みる事をして来ただろうか。
否。破綻の後も再び誤った道を進み続け、その度に報いを受けたのだ。
軌道修正しないまま突き進み、
神はそれまでの3つが、事象の規模が大きすぎて人々がそれとは気付けないと見て、
最後は誰もが知る一人の男の、
自らが望んだ社会が生み出したと言ってもいい青年に討たれた。
正に因果応報である。
明治維新から敗戦まで77年。敗戦からバブル崩壊まで約45年。
バブル崩壊から破局的原発事故まで約20年。
原発事故から安倍晋三の死まで11年。
神からの警告である「報い」までの間隔がどんどん短くなっているのは、
日本社会の中の澱みが澱みを呼んでいるからだろう。
歴史から学べず、反省の無い国に未来は無い。