人はお腹一杯になるために生きているんじゃない

家族と毎日顔を合わせて、
気心知れ合った仲間と時々集まって話しをして、
そこに愛がある事をなんとなく感じながら、
デッカイ意味で同じ様な未来を見て、
みんなで育ち、歳をとっていく生き方。

他人を騙し蹴落として金を稼ぐ事に走り、
金を持つことが人間としての力量だと勘違いし、
金に飽かして正義を動かす事に疑問を持たず、

「愛があったって、食べて行けなきゃどーするの!!」って、
若い頃に年寄り共やその言葉に感化された同年輩の馬鹿共からすんげー聞かされた言葉だけどさ、
自分が生きている環境にタップリの愛情があれば、
食べ物なんて必要最低限でいいんだって。

「食べて行けなきゃ」なんて言ってるやつらの「食べて行く」って言葉に込められてるのは、
今でいうと例えば時々回転ずしに行ったりレストランのバイキングに行ったりする事だべ。

素性の分からん食材を料理して、化調をたっぷり使って、
「う~ん、今日のカレーは美味しいね♪」なんて言って、
おかわりして腹いっぱい食うことが「食べて行く」って事なんだろうよ。

愛情と言うものが無くなったんだろうね。
親と子の間にも、男と女の間にも、人と人の間にもさ。
人が生きる意味がすっかり消えてしまった社会だもんね。

とりあえず毒でも何でもいいから、腹いっぱい食べて行ければいいって事なのかい?
それは違うと思いますよ。

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