廃線になる前に・留萌線の旅1

週末キャンプで全道を回っているうちに自然の有難さを痛感し、
行く先で知り合った人と友人になり、
行き来を重ねるうちにとうとう道北のとある山間部の集落に引っ越した我が家。

新しい家となった我が家の裏手には、かつて鉄道が敷かれていて、
廃線マニアには重要な意味を持つ駅もあったそうで、
転校した先の学校で廃線になった鉄道の話を詳しく知った我が家の息子氏は、
そこからすっかり廃線マニアの一員になってしまった。

毎年夏休みや冬休みになると「廃線跡調査」という事で、
道内各地を見て回って、息子氏は自分で記録を取ってはまとめ、
高校時代は「鉄道倶楽部」にレポート提出もしていたっけ(^^

実は俺自身も鉄道には思い入れがあってね。
中学の頃にはSLの写真を撮りに機関区なんかに行ってたものだった。
だから息子氏の趣味につき合うのは楽しくて、
廃線跡調査の下調べを買って出てたくらい(´罒`)✧

そんな親子で、もうすぐ廃線になってしまいそうな留萌線に乗るべ!!と言う話になり、
2018年の11月に突然旅程を組んで出かける事になったのよね(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)

まずは我が家から旧深名線の跡をたどるバスに乗って深川駅まで。
この一日に走る本数の少ない路線バスと汽車のダイヤのすり合わせがまた楽しい。
昼前に深川駅について、留萌発の汽車が出るまでたっぷり時間があるので、
駅の近くの生協で弁当を買って駅の中の待合室で昼食をとった。

食後にコーヒーなんぞ飲んでまったりしながら、13時24分発の留萌行き普通列車に乗る。
3つ目の駅の石狩沼田。道北に住んで15年になるけど、線路側から駅を見たのは初体験(^^♪

石狩沼田の次の次の駅は、どっかのテレビ局のドラマの舞台になった恵比島駅。
かつては留萌炭鉱とを結ぶ留萌鉄道の拠点駅でもあった。
ちなみに「恵比島」はアイヌ語の”e-pis-oma-p”=頭-浜-入っている-もの
つまり、水源に向かって歩き、そこを越えると海に至ると言う川筋を表した地名。
実は道内には同じような地名がたくさんある。

さて、汽車は藤山→大和田→留萌と進みます。
あ、幌糠ってとこはねぇ、この辺りでは豪雪地帯で有名なんだよ。

さぁ、そして14時21分、終点の留萌駅着。汽車で来たのは初めてだ。
こんな感じで歩きながら留萌駅を眺めるのも初めて。なんか新鮮だなぁ~( ̄ー ̄)
人生初って考えると、なかなか感慨深いもんだよ。

雨の留萌駅をあとにし、俺達は街の中へと歩き出した。
予約していたホテルのチェックイン時間は15時だからね。
のんびり街を散策して、それからホテルに入ろうかね。

 

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