贅沢

贅沢ってのは、赤坂の料亭で高い料理を食べる事でも、
銀座のクラブで高級な酒を呑む事でもない。
安倍や天スケ共の暮らしぶりが贅沢なのだと考えたら、それは大間違いだ。

自分が手に入れられる材料で、丹精込めて作ったものこそが贅沢品。
金に換算できるものじゃないけど、
その人にしか生み出せない値打ちってものがある。
それに出会えることが、真の贅沢だと思う。

連れ合いさんの職場の同僚の年老いたお母さんが、年中行事の一つとして毎年作っている干し柿。
室蘭の自分の家の畑にある柿の木で育った柿を採って、
今では藁を編んだ縄ではなくてビニール紐の縄になっちゃったけど、
それでしっかりと柿を結わえて干して作ったものだ。

渋柿で作ったそうなのだが、お日様の力で自然な優しい甘さが感じられる干し柿になっている。
売ってる干し柿とは違って、自然が生み出した柿の味だ。有難い。

手前味噌になるけど、今日のお昼も贅沢だったよ。
家にある材料だけで作った素麺。
昆布とアゴと干し椎茸の出汁。味付けは醤油と塩とコショーだけの薄味。
醬油と唐辛子、ネギ、おろしにんにく等で作ったヤンニョムジャンと一緒に頂く「ご馳素麺」

これぞ贅沢!!って感じがするんだなぁ~。
下川の椎茸と北見の有機玉ねぎ、それに、あ…!!
下川の友人が送ってくれた人参だもの!!
これはホントに贅沢なご馳素麺だった!!( ̄ー ̄)

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