天北線 鬼志別の天北線資料室

1989年に廃線になった天北線。
道北の音威子府と南稚内駅を結ぶ、オホーツク周りの路線だった。
駅跡はそのまま放置されたり、保存されたり、
バスターミナルに生まれ変わった駅もあった。

鬼志別もバスターミナルになった駅。

でもねぇ、ただのバスターミナルじゃなくて、
天北線の資料室が設置されているんだよん( ̄∇ ̄)v

天北線の近隣各駅が集合♪
資料室に入ると、「おおっ!!」ってなっちゃうんだよね。
駅名標が並んでるから。
ご当地の「おにしべつ」の駅名標は当たり前として…

こんな風に、猿払村内の各駅の駅名標も並んでるんだわ。
「ひこうじょうまえ」なんて駅があったって事は、猿払村にも飛行場があったの?
それが、あったんですねぇ。

と言っても、戦時中の話で、
1944年に陸軍の浅茅野飛行場が建設されたんだけど、翌年に敗戦になったので、
ほとんど使われる事なくお役御免となった飛行場だったんだって。
情勢判断できずに決めたら突き進むやり方は、今も変わってませんな( ̄皿 ̄)

ローカル線ならではの貴重な展示も!!
猿払村の「さるふつ」駅もあるねぇ。
それと一緒に並んでいる赤い箱。
これは何かというと、タブレット閉塞器という、列車追突防止装置。

ローカル線の単線区域で使われた物で、
タブレット(通票)を持っていない列車は、閉塞区間を走れないようにして、事故を防いだんだって。
そのタブレットのやり取りを、二駅間で管理するのがこの器械。

さて、この忘れ物掲示板の横にあるやつ、何か分かる人は結構なお歳の人なはず( ̄皿 ̄)
これは「ジョンバ」と呼ばれる雪かきの道具。

語源は、北大のクラーク先生がイギリスから持ち込んだ鉄製のスコップを指して、
「ジョン・ブル(John Bull)=典型的イギリス国家像、イギリス人像」
と呼んだのが後に訛ってジョンバとなったらしい。
俺のちっちゃい頃は、木製のヤツが家にあったなぁ。

これまた懐かしいねぇ~。改札鋏(かいさつきょう)。
駅によっては、この改札鋏を常にリズミカルに鳴らしている駅員さんがいたな。
で、客が切符を出すと素早くパチッとやる職人芸がなかなか格好よかった。

他にも色々展示品があって、バリバリの鉄道ファンならずとも楽しめるんじゃないかな。
特に今はやっかいな感染症が蔓延中だから、
ローカルなこういう資料館だと、全く密にならずにゆっくり見学できるよ。

つーことで、最後に在りし日の鬼志別駅の写真をば。

これは天北線が廃止になる1989年の鬼志別駅の姿だねぇ。
昔の地方の駅って、どこもみんなこんな感じの建物だったよなぁ。懐かしい~♪

資料室見学を終えて出ようとしたら、バスターミナルの職員さんが近づいてきて、
天北線沿線マップをプレゼントしてくれた。
ありがとございます~\(^o^)/
天北線資料室、なかなか見ごたえのある展示だったよ~♪

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